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MAYA初級講座 ポリゴンを編集するメニュー⑥(Extract Faces)

3DCGソフトMAYAを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

· MAYA初級講座,ポリゴンを編集するメニュー

どうも秋山です。

今日は、昭和ひとケタ生まれの父の誕生日でした。若いころからたばこ吸いまくりの父ですが元気です。すき焼き食べてお祝いしました。うまかったです。

では、MAYAの学習を始めましょう!

Extract Faces

Extract Facesってなんでしょうね?

Extract Facesをノーヒントでさぐっていきましょう。

Extractというのは、抽出するという意味ですね。

メニュー名から予想すると、フェースを抽出するっぽいですよね。でも抽出するってどういうことでしょうね。

何でもいので、ポリゴンオブジェクトを出してください。

任意の位置のフェースを選択してください。

Shiftキー+RMBで、マーキングメニューを表示してください。

Extract Facesを実行してください。

MAYA Extract

フェースを抽出できるのかためしてみてください。

意味がわからないかもしれませんが、わからないなりにいじってみてください。失敗したっていいですよ。

これは、どういう機能なのか、どういうふうに使うのか考えてみてくださいね。

では、解説していきますので、一緒にいじっていきましょう。

他の人に教えるつもりで進めてくださいね。

File→New Sceneを実行して、新規シーンにしてください。

Create→Polygon Primitives→Sphereを実行してください(pSphere1)

任意の位置のフェースを選択してください。

MAYA Select Face

Shiftキー+RMBで、マーキングメニューを表示してください。

Extract Faces □を実行してオプションを表示してください。

デフォルトの設定にしてください。やり方はわかりますよね。

MAYA Extract Faces

Extractボタンを押して、実行してください。

MAYA Extract Faces

マニピュレータが表示されました。

青い矢印部分をドラッグしてください。

抽出したフェースを法線方向に拡大することができました。

MAYA Extract Faces

pSphere1というグループの中にオブジェクトが2つできています。

このように、選択したフェースを別オブジェクトとして抽出することができます。

なにやらtransform1というノードもできていますね。

ちなみにOutlinerは、MAYAのバージョンによって、微妙に違いますので注意してくださいね。

次の画は、MAYA2016のものです。Outlinerは、別ウィンドウで表示されます。

MAYA Outliner

2つのオブジェクトを選択したまま、Edit→Delete by Type→History(Alt+Shift+d)を実行して、ヒストリーを削除してください。

transform1が消えました。

不必要なノードを残さないためにヒストリーは必ず削除してくださいね。

transform1というノードが、何のためのノードかということは、今は、気にしないでいいです。

MAYA Outliner

マニピュレータの扱い方や、階層構造の整理の仕方は、Duplicate Faceの場合と同じです。

ワールド座標モードの時は、形を変形させずに移動、回転、拡大縮小することができます。

再び、任意の位置のフェースを選択してください。

MAYA Select Face

Shiftキー+RMBで、マーキングメニューを表示してください。

Extract Facesを実行してください。

MAYA Extract Faces

マニピュレータの◎をクリックして、ワールド座標モードにしてください。

ワールド座標モードを覚えていますか?

忘れてしまった人は、「ポリゴンフェースを押し出す②」の章を復習しておきましょう!

MAYA Extract Faces

矢印部分をドラッグして抽出したフェースを移動してください。

ワールド座標モードの時は、形を変形させずに移動、回転、拡大縮小することができます。

MAYA Extract Faces

Window→Outliner(MAYA2015以前)
Windows→Outliner(MAYA2016以降)

を実行して、Outlinerを表示してください。

polySurface1というグループができて、その中にオブジェクトが2つできています。

transform1というノードもできています。

MAYA Outliner

ヒストリーを削除してください。

transform1が消えました。

MAYA Outliner

今は、オブジェクトは、グループ化している状態です。

そのままでもいいですが、階層構造が複雑になるとわかりにくくなります。

実際にモデリングする時には、わかりやすい階層構造を作るようにしてください。

オブジェクトをリネームすることも大事です。

3つのオブジェクトをオブジェクトモードで選択してください。

パースビューで選択してもいいですし、Outlinerで選択してもいいですよ。

MAYA Select Objects
MAYA Select Objects

Edit→Unparentを実行してアンペアレントしてください(Shiftキー+pキーを押してもいいですよ)

MAYA Unparent

不必要なノードであるpSphere1とpolySurface1は、Deleteキーで削除してください。

MAYA Delete Node

今回は、Extract Facesのマニピュレータを理解するために移動させました。

しかし、抽出した部分を移動しなくても問題ありません。そのままの位置で抽出したいこともありますからね。

Extract Facesを練習してみてください。

マニピュレータの扱いに慣れてください。

他のフェースを選択し直したり、他のオブジェクトに対しても実行してみてください。

ワールド座標モードも確認しておいてください。

このツールを何のために、どのように使っていくのかは、まだわからないと思いますが、それは今後学習していく予定です。

ポリゴンを編集するメニュー⑥ まとめ

フェースを抽出するには

フェースを選択後、Shiftキー+RMBでマーキングメニューを表示して、Extract Facesを実行してください。

または、以下のメニューを実行してください。

Mesh→Extract(MAYA2014、2015)
Edit Mesh→Extract (MAYA2016以降)

フェースを選択して実行してください。

選択したフェースを別オブジェクトとして抽出することができます。

実行後、ヒストリーを削除してください。

この章で学んだことを、他の人に教えることができますか?教えることができるなら大丈夫です。

もし、そうでない場合は、もう一度復習しておいてくださいね。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

お疲れさまでした。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。