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MAYA初級講座 カメラ②

3DCGソフトMAYAを勉強しはじめた初心者を応援するブログです

· MAYA初級講座,カメラ

どうも秋山です。

学生の手に5と書いてあったのでたずねたら、思い立ったら5秒以内に行動するということらしい。そりゃすごいな!と普段腰が重い私は感心してしまった。有言実行できるといいね。講師といえども学生から学ぶことは多い!

では、MAYAの学習を始めましょう!

レンダリングされる範囲を表示する

cameraKiso_start.ma (MAYA2014)

cameraKiso_start_maya2015.mb (MAYA2015)

を自分のMAYAのバージョンにあったファイルをダウンロードして、MAYAで開いてください。

次の画のように、ポリゴンのプレーンの上に複数のオブジェクトが配置してあるシーンです。

5キーを押してください。シェーディング表示になりました。

6キーを押してください。プレーンに白黒の模様が表示されました(テクスチャ表示になりました)

MAYA cameraKiso_start

前回と同様にCreate→Cameras→Cameraを実行して、レンダリング用のカメラを作成してください。

camera1が原点に作成されました。

パースビューのメニューのPanels→Perspective→camera1を実行して、ビューをcamera1の視点で表示してください。

AEにcameraShape1ノードを表示してください。

Diplay Options欄でDisplay Resolutionにチェックをいれてください。

Display Resolusion レンダリングされる範囲をビューに表示します(Resolusion Gate)

Overscanを1.2に設定してください。

通常は、Overscanを1.2~1.5くらいに設定すると見やすくなります。

カメラを選択している場合は、次の画のように白いラインで表示されます。

AEを表示したままだと確認しづらいという場合は、Ctrlキー+aキーを使って、AE表示とCB表示を切り替えながら確認してください。

MAYA Display Resolution

以下のアトリビュートにもチェックを入れてみてください。

Display Safe Actionとは、被写体がこの範囲におさまるようにするとよいとされています。

Display Safe Titleとは、タイトルがこの範囲におさまるようにするとよいとされています。

カメラを選択していない場合は、次の画のように黒いラインで表示されます。

MAYA Display Safe Action

ビューのView→Camera Settings→No Gateを実行して、チェックを入れてください。

Resolusion Gateが非表示になりました。

View→Camera Settings→Resolusion Gateを実行して、再び、チェックを入れてください。

Resolusion Gateが表示されました。

このように、ビューのView→Camera Setting→を実行してもResolusion Gateなどを表示することができます。

MAYA View→Camera Settings→Resolusion Gate

パースビュー上部に小さなボタンが並んでいます。

パネルツールバーと言います。

次の画の黄色線で囲んだボタンをオン、オフしてみてください。

GridやResoluion gateなどを表示非表示することができます。

カーソルを近づけると説明が表示されるので、すぐに何のボタンかわかると思います。

カメラのAEで設定するよりも簡単です。

次の画は、MAYA2015のものです。

MAYA パネルツールバー

次の画は、MAYA2016のものです。

MAYA パネルツールバー

Render Viewでレンダリングする

Windows→Rendering Editors→Render Viewを実行して、Render Viewを表示してください。

または、UI右上にあるアイコンボタンを押して、Render Viewを表示してください。

MAYA Windows→Rendering Editors→Render View

次の画は、MAYA2016のものです。

MAYA Windows→Rendering Editors→Render View

Render ViewのメニューのOptions→Test Resolution→Render Settingsにチェックがあるかどうか確認してください。

もし、チェックがない場合は、チェックを入れてください。

MAYA Options→Test Resolution→Render Settings

Render ViewのメニューのRender→Render→カメラ名(今回はcamera1)を実行してください。

camera1の視点でレンダリングされました。

次の画は、レンダリング画像の縦横比が4:3ですが気にしないでください。

3DCGでは、レンダリングを実行して、ハイクオリティな画像を生成します。

レンダリングとは、コンピューターに陰影を計算させてCG画像を生成することです。

この画像では、まだまだハイクオリティとは言えませんが、このようにしてCG画像を作っていきます。

レンダリングについては、別の章で学習する予定です。

MAYA Render View

Render Viewでレンダリング画像を保存する

Render Viewを表示してください。

MAYA2015以前では、次の手順で画像を保存してください。MAYA2016以降の場合は、さらにその次に進んでください。

MAYA2015以前の場合の手順

Render ViewのメニューのFile→Save Imageを実行してください。

Save Imageウィンドウ下部のFile of Type欄で保存したい画像形式を設定します。

今回は、Targa形式に設定して保存してみてください。

任意のファイル名をつけて保存してください。

MAYA Render View File→Save Image

MAYA2016以降の場合の手順

Render ViewのメニューのFile→Save Imageを実行してください。

MAYA2016では、Save ImageウィンドウでSave Color-Managed Imageにチェックがあるか確認してください。

もし、チェックが無い場合は、チェックを入れてください。

この設定にどういう意味があるのかは気にしないでください。

Save Imageウィンドウ下部のFile of Type欄で保存したい画像形式を設定します。

今回は、Targa形式で保存してみてください。

任意のファイル名をつけて保存してください。

MAYA Render View File→Save Image

重要!

レンダリングして作品を制作する時には、その後にも同じ画角でレンダリングできるようにデータを作成してください。

修正したり、「同じ画面でレンダリングしてください」と言われた時に対応できるようにするためです。

そのためには、レンダリング用のカメラを作成するだけでなく、シーンデータをしっかり保存しておかなければなりません。

カメラ② まとめ

ビューにレンダリングされる範囲を表示するには

Display ResolutionをOverscanを1.2~1.5くらいに設定してください。

Display Safe Actionは、被写体がこの範囲におさまるようにするとよいとされています。

Display Safe Titleは、タイトルがこの範囲におさまるようにするとよいとされています。

View→Camera Settings→Resolusion Gateというメニューを実行してもいいです。

パースビュー上部にあるパネルツールバーのボタンで表示、非表示を切り替えると速いです。

Render Viewでレンダリングするには

Render Viewを表示して、そのメニューのRender→Render→カメラ名を実行してください。

Render ViewのメニューのOptions→Test Resolution→Render Settingsにチェックがあることを確認してください。

Render Viewでレンダリング画像を保存するには

Render ViewのメニューのFile→Save Imageを実行してください。

MAYA2015以前では、Save Imageウィンドウ下部のFile of Type欄で保存したい画像形式を設定して保存してください。

MAYA2016以降では、Save Imageウィンドウ下部のFile of Type欄で保存したい画像形式を設定して保存してください。
その時に、Save ImageウィンドウでSave Color-Managed Imageにチェックがあることを確認して保存してください。

重要!

その後にも同じ画角でレンダリングできるようにシーンデータを保存しておきましょう。

今回はここまでです。

よくがんばりました。

お疲れさまでした。

もし、もっとまとめて学習を進めたいという人は、ご相談ください。家庭教師や事務所での研修も受け付けておりますよ。